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社会人としての考えを創る就職活動

就職活動は人間性教育と考える就職担当の話

お金持ちになるために考えるべきこと

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❖給料を沢山もらいたいのだけど

「給料を沢山もらいたいのだけど、金持ちになりたいんだけど、どうすれば良いですか」と言ってくる学生がごくたまにいます。その学生に対しては「自分の責任以上のことをしろ」「責任を300%果たせ」「大事にされて給料も沢山くれるぞ」と返します。

下世話な話になりますが、本当にそうです。例えば、営業で目標の300%の売上をあげたら、次の年には給料を上げてくれるでしょう。もし、給料が上げてもらえなかったらライバル会社に転職しましょう。あなたは引く手あまたです。当然給料も上がります。

「責任と給料は比例する」いつも学生に言っている言葉です。自分が責務を果たすことが、お客様の利益になり、その対価としてお支払い頂く。その支払いが原資となり給料が支払われる。当たり前ですが、これが仕事の仕組みです。

❖ラクに稼ぐはラクじゃない

「もっと、ラクに稼ぐ方法、効率良く稼ぐ方法はないんですか」と聞かれることもありますが、私が教えて欲しいです。さらに、ラクに効率良くと考えている学生がそのまま卒業していくと、青い鳥を探しながら転職を繰り返しどうしようもなくなる場合がほとんどです。大事な学生がそうならない為にも真剣に説明しています。

例えば、アパレル系の販売員は売上の10%を給料とすることが基本と言われていたりします。これを人件費率と言いますが、経営者達は人件費などの経費をこのような経費率で管理しています。年間2500万円の売上を上げる販売員は年間250万円の給料を支払う価値があるということになります。

人件費率10%は販売員全員の平均値になりますから、売上が沢山ある人は企業にとって優秀な人材ということになると考えてください。アパレル系の販売で20代前半で4000万円の売上を上げる人がいるのですが、20代前半なので売上の10%となる400万円の給料を渡す必要はありません。例えば、この方が20万円台の給料で働いてくれたとしたら経営者にとっては大事な人財です。売れない新人までカバーしてくれているのですからこの方は大切にされ、もっと責任のある立場(例えばチーフや店長)にして、給料を上げようかと考えます。また、チーフや店長になった時には、責任はチーム全体の売上になっていきます。

❖単純な仕事の仕組み

経営者の立場で考えてみて下さい。期待以上の効果を出してくれる人財が自分の会社にいたらその人財を手放したくないと考えて、より多くの報酬を与えますよね。また、自分が経営者だったら自分ごととして責務を果たす努力をしますよね。

仕組みは単純なんです。お客様の利益を創り出す。そのことでお客様に喜んで頂き、対価としてお金を支払って頂く。これが、評価につながり給料になります。働き始めたら自分がどれだけお客様に利益を与えることをしているか考えてください。お客様と直接関わらないスタッフ部門に就いたら、直接お客様に貢献している部門の方々にどれだけ利益を与えているかを考えてください。

❖責務・責任を果たす結局そこにたどり着く

そして、責務・責任の何倍ものことをしてください。そうすれば評価もされますし、ステークホルダー(お客様や地域の人々を含めた関係者)全員から感謝されます。給料UPも当然ですが、いつも周りに人がいて、その人達から認められかつ尊敬され、最高の人生が送れますよ。

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リーダーに必要なたった一つのスキル

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❖環境さえあれば、勝手にそうなっていく

前にアメリカの大学で教鞭をとったこともある同僚が言った言葉が心に残っているのですが、今日はそのことをお話ししてみます。

「環境さえあれば、勝手にそうなっていく」

日本は島国で四方を海に囲まれている。陸続きの国境がない日本だからこそグローバル化なんていう話になる。でも、国境が陸続きの国ではグローバル化なんて当たり前で話題にもならない。こんな環境であれば価値観の違う隣人と付き合うのは当たり前。自然にグローバルな人材になる。レストランで食事をするときにオーダーを取りにもこないばかりか、卵やトマトを投げつけられることもある。多種多様な人種が集まる国では人種差別も当たり前で、そこに対抗する強い意思やコミュニケーション能力も身に付く。それを経験した夫婦の間に生まれた子は、小学生でも勝手にパレスチナ問題に興味を持ち「なんで国連がその地区を統治して誰のものでもない状態にできないの」などの疑問を抱く。こんな話をしていました。

最後に言った言葉が「環境さえあれば、勝手にそうなっていく」でした。深い教養を持つこの同僚にいつも敬服している私ですが、この言葉が心に深く突き刺さりました。私が育てている学生たち「環境さえあれば、勝手にそうなっていく」はずです。学生たちは良い環境があれば良く、悪い環境であれば悪く、リトマス試験紙のように染まっていきます。

❖良い環境を創り出していきたい

私たちが良い環境を創ることができれば学生たちは勝手に育っていくものです。良い環境とは何なのか。これが私たち教員に与えられた命題です。学生たちのためにどんな環境を創っていくかは私たちにかかっています。前にお話ししたドラッカーの言葉のようですが、私たち教員の強みがレンガとして積みあがっていて、それが学生に見えていれば、学生はそれを見て勝手にそうなっていくはずです。教職員たちが認め合い、強みを組み合わせる。そんな組織を創っていきたいと感じました。

❖さて、リーダーの役割って?

私達教員は学生にとってある意味リーダーです。リーダーの最も大切な役割を語るときに、学生に対して例としてこのことを話します。リーダーの役割は場を創ること、つまり環境を創ることだと私は考えています。皆が一致団結する場、全員がモチベーション高く動く場、全員で協力しながら成し遂げようとする場、そのような場を作るのがリーダーの仕事だと言うわけです。学校生活の中で何かの長になった学生に対して「自分が動くのではなくみんなが動く、そのためにはどのようにするのが最適か考えなさい」と言うことにしています。皆を信頼する、皆に感謝する、皆に助けを求める、ここから始めてみたらなどと言うこともあります。

環境を創る努力をしてみませんか。リーダーであれば必ずやってほしいことです。さらにはリーダーでなかったとしても、一人ひとりがそう考えれば、そして行動すれば、これが近道だと思いませんか。皆が一つになって良い環境ができれば、全員が「勝手にそうなっていく」場を創ることができます。「それってとても楽しそう」私はそのように思います。

 

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どうしても目をかけてしまう学生の特徴

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❖教員の私がえこひいきをしてしまう話

私が年度や期の最初の授業で学生達に話すと決めていることがあります。今日はその話を少しご紹介します。「私はえこひいきをします」最初の授業はここから始まります。当然のことですが、その話をすると最初学生たちは怪訝そうな顔をします。まあ、当たり前です。教員がやってはいけないこと第一位ですから...

そのあとに続けます。私は授業の進度を皆さんの表情やしぐさで決定します。出来るだけ双方向で授業を進め、確認しながら進度を決定していきたいのです。しかし、講義の場合は時間の関係もあって双方向で確認しながら行うことが困難です。つまり、リアクションが大きい学生が、授業の進度を決定するバロメータとなる訳です。リアクションの少ない学生に声をかけて、理解しているかの確認はしますが、それが出来るのはたまにです。でも、皆さんがついてこない授業をするのは嫌です。そのため、大きくうなずいたり、表情を曇らせたり、分かったっという感じで目を見開いたり…そんな学生をどうしても見てしまいます。そして、その表情を確認し、次に進むか、もう少し説明するかを決めていきます。こんなことを話していきます。

❖学生に対する私からのお願い

この話は学生に自分の方向を向かせようと考えて話しているわけではなく本当の話です。というよりも、そのように授業を進めるしかないのです。学生全員から同じように授業料を徴収していることを考えると、すべての学生達に対して同じクオリティの授業を提供しなければいけないとは思います。でも、中々できないのです。

学生達には次のように話していきます。そうなんです。後で授業を振り返ると、そんな表情が豊かな学生のための授業になっているのです。公平に授業がしたい。私はそう思います。でも、できないんです。授業は学生を見まわしながら行っていきます。どうしても、表情豊かな学生のところで目が止まってしまうんです。

この後、授業を進めるにあたり私からのお願いをします。ですから、皆さんにお願いがあります。表情豊かに授業を聞いてください。全員が表情豊かに授業を聞いてくれたら、私にとってパラダイスです。今の状況が手に取るようにわかるんですもの。そうなったら、私は多分、良い授業ができる気がします。こんな感じでしょうか。

❖人生を変えるくらい大事な表情

しつこい私はさらにお願いすることにしています。頼みます!!!表情を豊かにして、えこひいきされてください。さて、このことは授業だけではないと勘の良い皆さんにはわかったのではないかと思います。豊かな表情を続けていれば、就職試験でもえこひいきされるはずです。会社説明会というものがあります。そこで、表情豊かであればみんなが目をかけてくれます。合格しやすくなるということです。それだけではありません。企業に入った後、可愛がられる新人になることができます。表情豊かなことはトクしかないんです。表情だけで楽しい人生が送れますよ!!!。このように話していきます。

授業だけではなく、普段の姿を見ていても、表情が固い学生が多いといつも感じています。仲間同士だとあんなに表情豊かなのに、大人たちの前だと途端に固くなる学生に何とかしたいといつも感じています。ゼミ生などに聞くと本番はきちんとやるから大丈夫です。などというのですが、合同企業説明会などを見学に行った時の学生の表情の暗さに唖然とすることもしばしばです。

❖訓練で変わる表情なのに...

でも、表情の豊かさは訓練でどのようにでもなります。授業でアルバイトで仲間以外の人達と出会う場所こそが訓練のチャンスです。表情の豊かさだけで、その印象だけで2倍いや3倍位魅力的に見えるものです。特にオヤジやオバチャンに対しては効果てきめんです。例えば、私の女子を見る目ですが30代の頃は体型や顔が整っていることが魅力だと思っていました。40代・50代になってみると表情の豊かさが心を表していると感じるようになり、その人の心を表す表情に魅力を感じるようになってきました。

是非、表情を豊かにする訓練をあらゆる場所で行い続けてください。それが、皆さんの幸せを創るはずです。

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利益と社会貢献って相反するものなのだろうか?

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❖公務員の志望理由

「社会貢献ができる仕事をしたいと考えて公務員を志望しました」公務員志望の学生がよく言うことですが、なんでって思ってしまいます。また「利益を追求せずに世の中のことを考える仕事をしたいから公務員」という答えも???って感じです。そのような主張を聞くと「公務員=社会貢献を行う清い仕事」「民間=お金儲けをする汚い仕事」と言っているように聞こえてしまいます。

このように言ってくる学生に「君にとって公務員は社会貢献が目的で利益を追求していないの?」と聞くと「その通り」と答えてくれます。「企業が企業の利益を考えて事業を展開するのと同じように、国は国の利益を考えて施策を行い、市は市の利益を考えて施策を行うのではない?」と聞くと「少なくとも金儲けをしようとは考えない」と答えてくれたりします。また「例えば、車のメーカーが素晴らしい機能を持った車を売ることで人々の生活を良くすることを社会貢献と言わないの?」などと聞いてみるときもあります。

❖公と一般企業の違いって何?

一般企業の場合「お客様の利益を考え追求し、貢献して、その対価として代金を頂く」ことで自らの利益を得ています。公務員の仕事の場合「税金を頂きそのお金で、市民や国民の利益を考え追求し、貢献する」ことで成り立っています。「お客様の利益の追求」「市民の利益の追求」とどちらも社会に貢献しています。一般企業だって社会に貢献しているから存在できているのです。

考えてみてください。市民や国民にとって税金は先払いで、それが自分の利益になっているか見えにくい。お客様にとって一般企業に支払う代金は、満足の結果としてもしくは満足を得る見返りとして支払うのです。つまり、自分が利益を得ると同時、もしくは後の支払いとなります。一般企業の場合は代金と同時に感謝をもらうことも多々ありますが、公務員の場合はほとんどそんなことはありません。もし、税金を支払う時に感謝の気持ちを述べる国民・市民がいたら見て見たいものです。

働く上で考えてみてください「公務員=国民や市民の利益を追求する対価として給料を頂く」「民間企業の職員=お客様の利益を追求する対価として給料を頂く」結局こういうことなのではないでしょうか。

❖いつも言うけど深堀してほしいな!!

公務員と一般企業の社会貢献の仕方は違います。お客様や住民のためにどのように貢献したいのか。それはなぜなのか。そこで働いている人たちのモチベーションは何か。そのモチベーションになぜ自分は共感するのか。それを深く考えると見えるものがあるのではないでしょうか。公の仕事でも一般企業の仕事でも社会貢献で志望動機を作ることは問題ない(一般企業の場合は本業での社会貢献に視点を置く必要はあります)ですが、そこを深堀して自分のものにした志望動機を作ってください。

そのためには実際に話を聞いてみたり、インターンなどで体験してみたり、考え付く色々なことを試してみてください。深堀して考えて何か発見できたときにはじめて、自分の身になるものです。是非、行動して行動して考えて考えてみてください。

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自己PRなんて私にはない...どうしよう...

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❖自己PRって言われても困る...こんな声が聞こえてきます

「今まで頑張ってきたものなんかない」「自己PRって言われても…」学生がよく口にする言葉です。それって本当によくわかります。私だって同じですから…私も「今まで頑張ってきたものなんかない」「自己PRって言われても…」です。

当たり前のことを当たり前にやってきた。世の中に暮らす人の8割くらいはこの感覚なのではないでしょうか。「だから何も言うことない…」と言ってしまえば、その通りなのですが、ここでは人事の意図からもう少し考えてみましょう。

❖人事が面接で「知りたい」「探りたい」内容

人事が探りたいのは、この学生が組織の中でどのような役割を担い、どのように行動するか。さらには、その行動はどのような考え方にもとづいて行うかです。特に、組織に課せられた課題(タスク)に対しての行動を、重視してみていきます。要するに自組織で発生する数々の課題に対し、どのように皆さんが解決してくれるか。また、その解決方法は自組織の風潮にあったやり方かを確認していくと考えてください。そのように考えると、何か凄いことをしていることが大切なのではありません。

例えば、バックパッカーとして南米や中東などの危険な地区を1年かけて回ってきた学生がいたのですが、彼の自己PRはそのことではありませんでした。なぜならば、組織でどのような役割を担えるか、どんなタスクを乗り越えたかというエピソードがバックパック旅行にはなかったからです。その学生はそのバックパック旅行の資金を貯めるためのアルバイトを題材にしていました。役割とタスクに対しての行動が重要だからの選択です。

❖タスクをクリアしながら生活している私達

ほとんどの皆さんが生活の中で数々の課題を課せられているはずです。朝起きるというタスク、歯を磨くというタスク、朝食をとるというタスク、通学するというタスク、授業を受けるというタスク…毎日このタスクをクリアしながら生活しているはずです。この当たり前のことをクリアしながら成長し、人間関係を円滑に保つというタスクや組織の中で役割を果たすというタスクも当たり前にこなしていませんか。小さなことで良いのです。バイト・サークル・ゼミなどなど、考えていくといくつか出てくるのではないでしょうか。もし、どうしてもそのような経験がない場合には今から作ってください。一か月あれば形になるはずです。

❖本当になければ今から作れば...

私が担当した学生でもそんな子たちもいました。コミュ障で引きこもりがちな学生が自分のゼミの担当教員にお願いして、雑用係を引き受けて「愚直といわれるほど真面目」という自己PRで公務員になりました。自ら写真係を申し出て「私の周りにある何気ない笑顔を記録に残す」と写真を撮り続けた学生は『卒業式にはパーソナルな写真集「〇〇ちゃんの笑顔の記録」をゼミ生全員に一人ひとり渡していこうかと密かに計画を立てており、その時の皆の表情が楽しみです』という自己PRで不動産業で地元最大手の企業に入っていきました。

組織で働くためには当たり前のことを当たり前にできることが一番大事です。小さなことでいいんです。何か組織のためにやってきたことを探してください。なければ今から、是非、探し出してさらには行動してください。

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ノルマを課すが本当に悪いシステムか?

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❖私の友人のThe営業の方の話

私の友人に少額の基本給+業績給という方がいます。The BtoCの営業という感じです。この方が先日憤慨していました。「〇〇さんの仕事のノルマが大変そう」このように言われたそうです。その方曰く「自分の仕事にはノルマは無い。やった分だけが給料になる仕事だ」とおっしゃっていました。確かに考えてみると業績給がやった分だけ入るわけですからノルマは無いですよね。

やらなければ給料にならない、やれば給料になる、このような仕組みで働いているわけでありそこにノルマは存在しない。この考え方になるほどと感じました。

❖ノルマって何??

何回かテーマとしてこのブログで出しましたが、今日はノルマについてもう少し深く考えてみます。ノルマを辞書で引くと「基準」特に個人や工場に与えられた仕事の基準量とあります。ちなみにロシア語です。シベリアに抑留されていた日本人が復員後に伝えた言葉だと言われており、強制労働的な暗いイメージのある言葉です。

さて、ノルマは嫌だと言う学生によく話すことがあります。こういう学生に「ノルマって何?」って訊いてみます。そうすると「会社から押し付けられる目標」「上司から強要される売上」などと答えてくれます。「押し付け」「強要」など、やはり強制的なイメージがあるようです。

❖私のレポート課題の出し方

少し自分ごととして考えてみると、教員になった当初、学生にノルマを課すことで学生の成長を創ろうと考えていた気がします。別に意識していた訳ではないのですが、結果そうなっていました。例えば、レポート課題で「Word・10.5ポイント・MSPゴシック・A4サイズ3枚以上・図表は別添」などの指定をつけ学生に強要するなどです。この課題提示の場合、真面目な学生は条件にはめようと一生懸命文章をだらだら書いてくれました。その、だらだらした文章をイライラしながら読み評価をつけていました。さてこのレポート課題の出し方をすると学生たちは量をこなすことに注力し、そこが目的となります。しかし、私が望んでいるのは質であり量ではありません。そのため、私はイライラするのです。

そのうち、学生というものを理解するようになり、指定をなくしていきます。現在のレポート課題の出し方は「良いレポートを書いてください」以上です。私の課題の出し方に慣れていない学生は「先生、最低何枚ですか?」と聞いて来ますが「できるだけ短く簡潔に」と言うようにしています。(そのうち漢字1文字で提出してくる猛者が出ないかワクワクしているのですが、まだいません…)また、提出されたレポートはよく読んで、理解していない部分や足りない部分があれば資料をつけるか全体に講義してから返却するようにしています。また、強制ではなく再提出を促すこともありますが、その場合は学生と相談し、方向性を決めたところでお願いするようにしています。この場合、手を抜こうとする学生が出て来ます。しかし、そのような学生はほとんど再提出には応じませんので、真剣に行おうとしている学生との有意義な時間を過ごすことができます。また、真剣に行おうとしている学生は、相談をした上で良いレポートを仕上げる事を繰り返すうちに、成長し私の指導などなしで良いレポートを作るようになります。また、それを繰り返し目に見えて良いレポートを作る学生が増えると、今まで手抜きをしていた学生も少しずつ前向きに課題に取り組んでくれるようになりました。

前者と後者の課題、私は目的を変えました。前者は私のノルマとして学生の学力向上を図るために、学生全員のノルマとして良いレポートを書かせようとしました。それに対し、後者のレポート課題は私の目標として良いレポートを学生に作ってもらうことにした訳です。

❖「ノルマがある」「目標がある」どっちが良い?

最初にお話ししたBtoCの営業を行っている友人の話で考えてみると、自分の仕事には誰かから強要されるノルマはなく、自身の目標があるだけと言いたいのだと思います。さらには、その目標を達成し続けることに誇りをもち日々努力しているのではないでしょうか。

皆さんにとってどちらが良いでしょうか?多数の人は後者の課題提示方法が良いと言うのではと考えますが、どうでしょう。私が担当する学生達も後者が良いと言います。でも、私の感覚では後者は手を抜く学生を見捨てて、評価できる学生を伸ばしただけなのですが...

そうなのです。私はノルマや目標の先にある評価は一切変えてないのです。また、学校から私に対しての評価方法も基準も全く変わっていません。私は私の評価を上げるために与えられたミッションをノルマと考えずに目標と考えるように変化させました。そのため、学生にノルマを課すことをやめ、自分の目標として考えるようになった訳です。

結果、見捨てなければいけない学生が出て来ました。また、学生にとっては課題を自分ごととして能動的に行った学生は評価され、受動的に行った学生は評価されなかった。このようなことになります。つまり、私は昔に比べ、学生に対しドラスティックになったのです。

❖本当にノルマがなくって大丈夫??

全体を底上げするためのノルマはある意味、誰も見捨てることなく過保護に業務を行う方法。そのために、与えられた側は受動的になり自分事と考えられなくなり、組織の上にも下にも不満がたまる。また、目的を見失うことが多くなる。それに対し、目標というシステムはそれを持てないものに対しては、厳しくドラスティックなシステムとなり見捨てられる。しかし、目標をもち覚悟をもって取り組むものに対しては、手厚く、上長や同僚とチームとして一緒に業務に取り組むことが出来る。このような感じではないかと考えます。

ノルマが嫌だという学生は多いです。私もノルマは嫌です。しかし、ノルマは社会主義のシステムらしく落伍者を作らないシステムです。怠けたい、さぼりたいという方にとっては、いやでも責務を果たさなければなりませんから、良いシステムなのではと考えてしまいます。

目標で考える組織が良い組織だと私も思います。でも、目標をもって達成するための努力を出来ない人は落伍者となり、去らざる負えなくなるのがこのような組織の特徴です。また、ノルマを強要する組織にいたとしても、それを自分事の目標に変換できる人は、たいていの場合、頑張って良い成績を出します。

結局は目の前の責務を自分事と考えるか、他人事と考えるか、だけの話だと思います。是非、責務は果たす人間になってください。どんな組織にいても、評価基準はそれを果たすか果たさないかのみです。そう考えてノルマなど気にしない人間になって欲しいと思います。

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テクニックやノウハウだけでは成長しない

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❖「やりもせんに」という気持ちが成長を創る

「やりもせんに」本田技研の創始者本田宗一郎の口癖だったそうです。昭和の時代の言葉ですが、正解のある仕事がコンピュータに取って代わり、社内に残った単純作業はアウトソーシングされ、正社員が取り組む仕事は正解のないチャレンジングな精神が必要なものが中心になっている今の時代のためにある言葉だと思います。

私もこの言葉を心に刻みながら、いつも仕事に取り組んでいます。どうすれば、企業が欲しがる人財を輩出できるのだろう。あの手この手で学生にアプローチしているわけです。これは、私の職業が特殊なわけではありません。営業しかり、販売しかり、広報しかり、技術しかり、企画しかり...頭脳労働で給料をもらうためには挑戦し続けるしかないのです。

❖テクニックやノウハウに走る学生の不幸

でも、「そんな役に立つかどうかわからないことやっても無駄だ」「どうすれば上手くいくかノウハウを教えて」と言ってくる学生がいます。テクニックやノウハウでその場を乗り切ることが労力が少なく成功に近づく方法と考えている学生です。たまに上手くいくと、そのノウハウが武器になると考えて満足します。同じシチュエーションなんてほとんどないのに…大事なのはノウハウではなく「なぜ成功(失敗)したか」なのに…世の中、まるで数式のような公式だけで渡れるほど甘くはありません。

❖競争に勝つために必要なチャレンジングな精神

例えば、教員という仕事、当然ですが毎年担当学生は違います。去年成功した授業を行えば必ず今年成功するわけではありません。学生が違いますから、理解を促すためには今年の学生に合った手法が必要です。でも、学生に合った授業を行うノウハウはこの世に存在しません。そのため今までの経験から仮説を立てて新たなことを考えるわけです。また、学生に選ばれる学校でなければ存続は難しいです。学校と言えども競争です。その競争に打ち勝つためには他校と差別化しなければなりません。今まであるノウハウを使って同じことを繰り返しても他校がそれを見て真似してきます。また、他校が開発した手法を取り入れただけでは差がつきません。つまり、新たなことにチャレンジするしかないのです。

皆さんは学生としてどのような学校へ行きたいと考えますか。毎年同じことを繰り返すだけのノウハウのみで運営されている学校。学生と共にチャレンジして高みを目指している学校。お客様の気持ちになれば、企業として「チャレンジングな精神」を持っているところの方が伸びる企業であることは自明の理です。

❖就職活動で見られるチャレンジ精神

就職試験ではその人の行動の傾向を見ます。上のようにムダと考える傾向がある人はまず合格しません。組織は何事もムダと考えずチャレンジする人しかいらないのです。正解のない仕事をするわけですから、何でもやってみないと分からないのです。ムダと考えてしまうと成功にたどり着けません。さらに、ムダと考える人は仕事ができないだけではなく、上司の指示に対してもムダとか思うことがあると判断されます。もし、皆さんに部下がいたとして、自分が考える仮説をもとに仕事を指示したとき、部下がムダと考えていたとしたら、その仕事成功すると思えますか。ムダと考える部下と一緒に仕事がしたいですか。

もし、ムダという気持ちがあるのであれば、社会人になる前に考えを変えてください。また、隠すのだけは絶対やめて下さい。そうしないと自分をふくめ組織全体が不幸になります。

チャレンジしてチャレンジしてチャレンジしてください。やってみると結構楽しいものですよ。

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