社会人としての考えを創る就職活動

就職活動は人間性教育と考える就職担当の話

「習うな学べ」就職活動で勝つ唯一の道

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私は就活本が嫌いです

こんなホームページを運営しながら、こんなことをいうのもなんですが...「私は就活本が嫌いです」...だって...ほとんどの就活本ってノウハウのかたまりなんだもん...(すべてではありません)

さて、仕事柄、就活本を眺める機会は多いのですが「なんだかな」と思いながらページをめくっているのは私だけなのでしょうか。就職活動を行う上でビジネスマナーや敬語・SPI的な常識試験などのノウハウは必要だと思います。さらに、自己分析からエントリーシート・面接・グループディスカッションのノウハウは、何を伝えるべきかなど根っこの部分では必要だとも考えます。しかし、受かる自己PRや受かる志望動機は存在しません。こうすれば必ず受かるノウハウはないのです。でも、学生たちは「キャリアデザイン」などでノウハウを聞きたがります。また、就活本やインターネットなどを参考にし、自分らしさが全く入っていない自己PRや志望動機を作ってくる学生もいます。中には自己PR・志望動機をネットや本からコピペしてくる猛者にも会ったことがあります。就職活動をテクニックで突破しようと頑張る学生たちです。

就活はテクニックでクリアできるほど甘くない

そのような学生たちに対して「キャリアデザインは高校までの習う授業とは違う」「私は就職指導をする教員ではあるけれど、就職活動のノウハウをレクチャーできるようなノウハウを持っていない」と言うことにしています。もし、就職活動が高校までの受験科目のように正解があってテクニックで解けるようなものであったら、どんなに楽なことか。当然、資料として就職四季報などに目を通しますが、あくまでも資料としてです。

小学校から今まで知識や技術を習うことで自分を成長させてきた学生にとって、そのように考えるのも致し方なし、とも考えます。ノウハウで就職活動をしようとする学生に対し「そうだよね」「今までそれで成長してきたのだからね」という気持ちもあります。「習う」ことと「学ぶ」ことの使い分けをこの就職活動で自分のものにしてください。自分が「習う」行為は解法を使って正解を導き出すことができる正解のあるものに対して使うもの。「学ぶ」行為は正解のないものに対して自分の考えを組み立て立ち向かうもの。と考えてください。ゼミに近いものと言えばわかりやすいでしょうか。私はそのお手伝いならばできます。

就職活動…大学生活で一番役に立つ科目

「就職活動は大学生活の中で将来一番役に立つ科目だ」と述べた記事をどこかで読んだことがあるのですが、私もその通りだと思います。自分の人生をかけて学ばないとクリアできない就職活動、自分で考え、組み立てて真摯にぶつかっていく。そこで、自分の成長を実感できる。就職活動で「学ぶ」行為が将来を創るだけでなく、自分の成長も創ります。

 

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