社会人としての考えを創る就職活動

就職活動は人間性教育と考える就職担当の話

ちょっと待った!受験と考えるな就職試験

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今までの受験について少し考えてみよう!!

今まで進学など将来を決めた時のことを思い出してみてください。まずは、業者の模擬試験や学校の先生のアドバイスで自分のレベルと学校を合わせる作業をたのではないでしょうか。センター試験でも自分の点数がわかればどこの大学が合格圏内かを知らせてくれる状況でしたよね。また、金銭的な部分は家族が、メンタルが崩れそうになっても、周りの大人が助けてくれたことと思います。これは、皆さんが子供だったから、周りの大人たちが作ってくれた皆さんを守るために作られた城壁だったことに気付いていますでしょうか。

センター試験が何点だったら○○大学、それ以下だったら○○大学、試験に失敗しても問題ないように滑り止めで○○大学を受けて...こんな感じだったのではと思います。大学は学生がいなければ成り立ちませんから、明確な基準を開示してそのレベルに達していれば入学許可を出す。その、レベルまで引き上げる学校や塾の存在。基準に達しているかどうかを確認する模試。これらはすべて皆さんを助けるための組織です。今まで、守ってくれる大人たちに保護されて生きてきたという事実を前提に就職活動を考えてみてください。

今回の受験についても少し考えてみよう!!

まず、企業は給与を支払う人材を探しているわけですから企業にとって価値がない人材はいりません。表面だけではではなく、本質的に企業に合う人間を探しています。企業の価値に合わせた対策をして、表面だけを取り繕って受験されるのは迷惑なので、明確な合格基準など示すことはありません。私のような就職支援を行う人間もいますが、企業が明確な基準を出していないのですから手探り状態は変わりません。当然、基準に達しているかどうかを確認する模試も存在しません。学力があれば合格できるかというとそういう訳でもありません。

そうなのです。ほとんどの皆さんにとって初めて一人前の大人として、オフィシャルな壁を乗り越えなければいけないのです。保護がない中、正解のない中、自分の考えと行動で志望先に合格を勝ち取るしかないのです。

実は受験というよりも自分を見つめなおす機会

正解のない中、自分に合う企業を探していく行為が就職活動なのです。そのため、自分を見つめなおし、世の中を調べ、誰も助けられないので自らが強く当事者意識をもって自分として行っていく活動なのです。

やらされているのではなく、自分ごととして業界研究をしていますか。自分ごととして自己分析を行っていますか。自分ごととして就職活動に向き合っていますか。企業は組織人として企業人として君たちがお客様に利益を与える存在かを見ているのです。そのような存在かを、皆さんの経験から感じる行動特性や思考特性を見て判断します。

何も対策を取りようがないかと言うとそういう訳でもありません。どんな企業に入ろうと、すべてに必要とされる能力があります。コミュニケーション能力・主体性など、社会人基礎力と呼ばれるものです。この社会人基礎力も学生視点と社会人視点では大きく違います。どういうものか知って社会人視点を身に着けることは必須です。

ただ、職種によって業種によって企業によって必要な能力は違います。そのため、欲しがる人材は違います。本当にそうなのですが、ある企業では必要がない能力が、ある企業では必須の能力であったりします。でも、それは外から見ていたのではわかりません。そのため、学生たちは平均9.7社(リクルート調べ)の企業を受験しているのです。合わなかったら落とされます。落とされたということは行かなくてよかったです。だって、合わないのですから入っても不幸になるだけです。「落ちて上等」が就職試験です。くじけないでください。くじけなければ、あきらめなければ見つかります。

企業と自分お互いの幸せのために、自分にあう将来を探す旅

何とかなると思っている方は、改めてください。何ともなりません。何ともならないと思っている方は、大丈夫です。上のような理由でだれもがそうなのです。必ず自分にあっている自分の実力を発揮できる企業があります。企業とあなたお互いの幸せのため頑張ってください。もし、メンタルが辛かったら周りに相談してください。周りの大人たちが一緒に考え助けてくれると思います。どちらにしろ、今まで経験したことがないものだと思います。大人になるための関門と考えて乗り越えてください。応援しています。

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