社会人としての考えを創る就職活動

就職活動は人間性教育と考える就職担当の話

良い企業の見分け方ってどうすれば...

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❖ナンバーワンを探せ!!!

さて、エントリーや企業説明会が解禁となり本格的な就活シーズンが始まりまりした。業界研究や企業研究、インターンシップなどを経て、企業選びも真っ盛りとなります。こんなシーズン学生から「企業の数が多すぎて何を目安に企業を選んだら良いか分かりません!」などとよく言われるのですが、確かにその気持ちわかります。本当に企業は沢山ありますよね。そのようなときに学生には「ナンバーワンを探せ」と話すようにしています。そして「そのナンバーワンは何でもいい」とも言います。どんなジャンルでも良いのでトップを張っている企業が入るべき企業です。別に大手企業である必要はありません。

例えば、皆さんは日本精機という企業をご存知でしょうか。自動車・バイクのメーターの国内最大手で世界でもトップシェアを誇る会社です。例えば、ジャムコという企業はどうでしょう。旅客機のギャレー(厨房)・ラバトリー(便所・洗面所)メーカーでラバトリーに至ってはグローバルシェア50%を誇っています。エアバックの欠陥で有名になってしまいましたがタカタという企業知っていましたか。エアバック・シートベルトのグローバルシェア20%の会社でした。ここまでの会社は東証一部二部上場の大企業ですが、中小企業でも光る企業は沢山あります。シンワ測定という会社は資本金9500万円・従業員195人の中小企業ですが、金属スケールの国内シェア70%を誇っています。本当に何でもよいのです。例えば地域トップ、定年後のじいさんからの支持トップ、ヲタクからの支持トップ…etc.2位3位じゃダメかという声がありそうですが、必ず1位です...局地戦で良いのです。必ず1位が必要です。ちなみに、業界2位3位あたりをさまよっている日産は、EVではトップなど優良企業は必ずどこかでトップ張っています。

ランチェスターの法則

なぜナンバーワンかというと、企業はナンバーワンでなければ生き残れないからです。当然、皆さんは生き残る企業に入りたいのではないかと私は思っているのでナンバーワンに入れとなるわけです。マーケティング基本法則に「ランチェスターの法則」というものがあります。現代戦において戦力は兵力の二乗に比例するという法則です。もし、詳しく知りたい方はインターネットに幾つも解説がありますので検索してみてください。

少しわかりやすく言うと、商品力が同じで面積が1:2の2つのコンビニがあった場合、売上げは1:4なるという法則です。良く考えてみてください。今まであったコンビニの隣に、同じような品揃えで、店員の質も同じ、売り場面積だけが2倍のコンビニが開店したら、店員さんとの人間関係がない限り大きいコンビニを使いませんか。(あるコンビニはこの手法を実際に行っているといつも感じます...弱い者いじめ戦略!!)

ちょっと言い方を変えると「強いものが必ず勝つ」という法則です。皆さんがモノを買う時には自分が必要なものを、一番良い店で一個だけ買いますよね。良いものは皆にとっても良いものなので、皆がそこで買うんです。そして、選ばれなかった企業は、売れないから利益が出ず、効率の悪くなり生き残ることができません。その繰り返しで企業はつぶしあっていると考えると良いと思います。今ある会社が10年後まである確率は10%で20年後は1%というのが嘘偽りのない事実なのです。

❖トップの効用

さらに、トップであれば「商品に誇りを持てる」「営業しやすい」「会社に誇りを持てる」「もし転職を考えたとしてもそのノウハウを欲しがる企業がたくさんある」など働く上での特典もたくさんあります。

その特典を謳歌するためにも、自分の納得できるナンバーワン企業を探してください。そして、その視点で企業を観察してください。

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