社会人としての考えを創る就職活動

就職活動は人間性教育と考える就職担当の話

就職試験というか、人生でモチベーション髙く生きる方法

 

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人の欲求の仕組みってこうなっているらしい

人は5段階の欲求があると言います。心理学者のマズローの言葉です。最下位の欲求から「生きたい」と考える「生理的欲求」。「安全・安心な暮らしがしたい」と考える「安全欲求」。「集団に帰属したい」と考える「社会的欲求」。「他者から認められたい」と考える「尊厳欲求」。「自分の能力を引き出し自分らしい活動をしたい」と考える「自己実現欲求」。以上の5つとなります。

その中で「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」は外的(外からの環境)に満たされたいという欲求で、「尊厳欲求」「自己実現欲求」は内的(自分の内にある成長)に満たされたいという欲求になります。(マズローの欲求5段階解説 モチベーションUPの法則より)

満足する要因と不満足になる要因は別物らしい

この言葉を臨床心理学者のハーズバーグの「二要因理論」に当てはめると面白いことが分ります。「二要因理論」とは世の中には満足の要因となる「動機づけ要因」と、不満足の要因となる「衛生要因」があります。

例えば「報酬」「労働条件」「上司や同僚との関係」「会社の方針と管理」などの「衛生要因」が満たされない場合は不満であるが、満たされても満足ではありません。(当たり前になるだけです)要するに「報酬が安い」「労働条件が悪い」「上司とおりが合わない」などの苦痛がなくなるだけです。続いて「成長」「責任」「仕事そのもの」「達成」「承認」などの「動機づけ要因」が満たされた場合は満足だが、満たされなかったからと言って不満になるわけではない。(当たり前になるだけです)つまり、満足をもたらす要因の不足が不満足をもたらすわけではなく、不満足をもたらす要因の充足が満足をもたらすわけではないのです。

さて、ここでこの2つの理論を組み合わせると、「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」は外的(外からの環境)に満たされたいという欲求は「衛星要因」に属し不満足を創りだす要因。また、「尊厳欲求」「自己実現欲求」は内的(自分の内にある成長)に満たされたいという欲求は「動機づけ要因」で満足を創りだす要因となります。(ハーズバーグの二要因理論解説 モチベーションUPの法則より)

報酬はモチベーションを下げるらしい

さらに、ここに社会心理学者のデシが提唱した「内発的動機づけ」を組み合わせます。報酬などの外発的動機づけはモチベーションを下げ、達成感・充実感など内発的な要因に注目するとモチベーションが上がるという理論です。また、達成感・充実感を得るためには自分で決めて自分でやることや、自分は出来るという気持ちが大切であると言っています。(就職試験に合格するなども報酬です)

さて、まとめてみましょう。内的(自分の内にある成長)に満たされたいという欲求に注目し、自分の「成長した姿」「責任を果たした姿」「達成した姿」「承認を得た姿」を明確に想像する。さらには、そこに到達する道を自己決定して必ずやり遂げる(自分には出来る)という覚悟を持つ。これが、モチベーションを持つために大切なことのようです。(デシ内発的動機づけ解説 MILL KEY WEBより)

就職試験に対するモチベーションの持ち方って?

就職試験を見据えるのではなく「働いた後、自分がどうなっていたいか」「仕事でどのように成長したいか」「どのように責任を果たし、どのように承認されたいか」などの将来を描くことから始めてください。そして、そこまでの道のりを自分で書いてみましょう。そこから、今行うことを考えていきましょう。それが、モチベーションを持つ近道になり、達成への近道になると思います。

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