社会人としての考えを創る就職活動

就職活動は人間性教育と考える就職担当の話

お金持ちになるために考えるべきこと

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❖給料を沢山もらいたいのだけど

「給料を沢山もらいたいのだけど、金持ちになりたいんだけど、どうすれば良いですか」と言ってくる学生がごくたまにいます。その学生に対しては「自分の責任以上のことをしろ」「責任を300%果たせ」「大事にされて給料も沢山くれるぞ」と返します。

下世話な話になりますが、本当にそうです。例えば、営業で目標の300%の売上をあげたら、次の年には給料を上げてくれるでしょう。もし、給料が上げてもらえなかったらライバル会社に転職しましょう。あなたは引く手あまたです。当然給料も上がります。

「責任と給料は比例する」いつも学生に言っている言葉です。自分が責務を果たすことが、お客様の利益になり、その対価としてお支払い頂く。その支払いが原資となり給料が支払われる。当たり前ですが、これが仕事の仕組みです。

❖ラクに稼ぐはラクじゃない

「もっと、ラクに稼ぐ方法、効率良く稼ぐ方法はないんですか」と聞かれることもありますが、私が教えて欲しいです。さらに、ラクに効率良くと考えている学生がそのまま卒業していくと、青い鳥を探しながら転職を繰り返しどうしようもなくなる場合がほとんどです。大事な学生がそうならない為にも真剣に説明しています。

例えば、アパレル系の販売員は売上の10%を給料とすることが基本と言われていたりします。これを人件費率と言いますが、経営者達は人件費などの経費をこのような経費率で管理しています。年間2500万円の売上を上げる販売員は年間250万円の給料を支払う価値があるということになります。

人件費率10%は販売員全員の平均値になりますから、売上が沢山ある人は企業にとって優秀な人材ということになると考えてください。アパレル系の販売で20代前半で4000万円の売上を上げる人がいるのですが、20代前半なので売上の10%となる400万円の給料を渡す必要はありません。例えば、この方が20万円台の給料で働いてくれたとしたら経営者にとっては大事な人財です。売れない新人までカバーしてくれているのですからこの方は大切にされ、もっと責任のある立場(例えばチーフや店長)にして、給料を上げようかと考えます。また、チーフや店長になった時には、責任はチーム全体の売上になっていきます。

❖単純な仕事の仕組み

経営者の立場で考えてみて下さい。期待以上の効果を出してくれる人財が自分の会社にいたらその人財を手放したくないと考えて、より多くの報酬を与えますよね。また、自分が経営者だったら自分ごととして責務を果たす努力をしますよね。

仕組みは単純なんです。お客様の利益を創り出す。そのことでお客様に喜んで頂き、対価としてお金を支払って頂く。これが、評価につながり給料になります。働き始めたら自分がどれだけお客様に利益を与えることをしているか考えてください。お客様と直接関わらないスタッフ部門に就いたら、直接お客様に貢献している部門の方々にどれだけ利益を与えているかを考えてください。

❖責務・責任を果たす結局そこにたどり着く

そして、責務・責任の何倍ものことをしてください。そうすれば評価もされますし、ステークホルダー(お客様や地域の人々を含めた関係者)全員から感謝されます。給料UPも当然ですが、いつも周りに人がいて、その人達から認められかつ尊敬され、最高の人生が送れますよ。

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