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社会人としての考えを創る就職活動

就職活動は人間性教育と考える就職担当の話

人は自分で長所を気付かないものかも…

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◆皆さんは自分の長所を語れますか?

学生がよく自己PRで「私の長所は〇〇です」と言ってきます。これを聞いていると少し不思議な気分になります。   例えば、「忍耐力がある」と言う言葉で考えてみます。「忍耐力がある」には苦しみ辛さなどに耐える力があるという意味があります。どんなに辛いことにでも耐えられると言うことです。でも、忍耐力があるとプレゼンするわけですから、その学生は苦しかったり辛かったりしたわけです。   でも、本当に忍耐力があると評価される人は苦しみや辛さに耐えることなど、当たり前と思っているのではないか、と考えてしまうのです。当たり前だからこそ、耐えられると思うのですがいかがでしょうか。

そのような人たちの気持ちを聞くと忍耐力があると感じる事柄に対して「苦しい」とか「辛い」などと考えていない場合が多いです。そのことに対して「やりがいがある」とか「挑戦できて楽しい」と考えていたりします。なるほど、と思います。だからこそ、続けていくことができる。だからこそ、周りから忍耐力があると思われるわけです。   「当たり前のことを当たり前にやっているだけ」さらには「楽しいから、面白いからやっている」本当にそのような能力がある人は、そのことを「特筆すべきことでは無い」と思っているのではないかと私は考えています。

◆ある学生に驚かされた話

たまに学生の話を聞いていて、思わず「お前スゴイな」と言ってしまうことがあります。その時、それを言われた学生は「エッ…何がですか」と大抵言ってきます。   何年か前、高校時代9人の女子サッカー部で11人制サッカーを戦い抜き、県大会で優勝した話をしてくれた学生がいました。「助っ人を頼んだの」と聞くと「いえ、9人で戦いました」と普通に話してくれました。「だって、チームが9人なのだから当然じゃないですか」彼女は、それが特別なことと思っていなかったようです。   さらに、その上のいくつかの県の優勝チームが集まる地方大会で敗れ全国大会へ行けなかったことが悔しくて今も忘れられないそうです。本気で全国大会を目指し日々頑張っていた姿が目に浮かびます。

なかなか珍しい例ですが、彼女にとっては本当に当たり前の事だったようです。当然、彼女は自分に忍耐力やチャレンジ精神があると思っていないので、それなの言葉は自己PRには全く入っていません。 彼女にとっては本当に当たり前の事だったようです。しかし、彼女の自己PRは、行動を語ることで、彼女のあきらめない気持ちや厳しい練習に耐える忍耐力を非常に感じるものになっていました。

◆本当の長所って自分では気付かないかも

  結局、就職活動が終わる最後まで、彼女は自分のあきらめない気持ちや忍耐力が、長所だとは思っていなかったようです。長所ってそんなものじゃないかと私は思います。自分では当たり前と思っているから、最後まで気づかない。でもその行動や考え方を語ると、周りが気づいてくれる。彼女の例は特殊ですが、そんな自己PRが良い自己PRだと私は思います。