社会人としての考えを創る就職活動

就職活動は人間性教育と考える就職担当の話

「就職活動」この憂鬱で重たい言葉...

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就職活動なんていやだぁぁぁ!!!

「就職活動なんていやだぁぁぁ!!」学生たちって結構こんな気持ちじゃないのかなといつも感じます。まあ、その気持ちよくわかります。よくわからない自己分析して、よくわからない業界研究して、何を見ているかわからない就職試験を受けて、なぜ落ちたかわからなくて落ち込む...こんなことを平均9.7社(リクルート調べ 2016年面接などを受けた企業数平均)繰り返すわけですから、やりたいと考えられるはずはないと私も思います。

エントリーシートに書く自己PRや志望動機で悩みまくっている学生を見ると「本当に大変だな」と思ってしまいます。でも、学生の就職活動をお手伝いをしていると、違う考えが生まれてきます。高い確率で、学生の成長にびっくりすることがあるからです。自分の経験をパズルのように組み合わせてその特徴を言語化し定義できた時。その特徴からやってみたい職業の方向性が見えかけた時。企業研究をする中で自分の特徴を活かし活躍する将来の姿を想像できた時。そのような時の学生の変化は「言葉の中から感じる自信」「表情から感じるワクワク感」「目から感じるやる気」etc.「サナギから蝶へ」というたとえがぴったりです。

戸惑い・落ち込み...そして成長する

私は就職活動は学生生活の中で一番の成長するチャンスとも感じています。正解のない就職活動に戸惑い、落ち込み、結構な割合で人生最大の挫折を味わい、それを一つ一つ乗り越えていく。真面目に取り組めば取り組むほど、その苦しみは大きくなる。産みの苦しみとでもいうのでしょうか、苦しければ苦しいほど道が見えた時の成長も大きくなる。

エントリーシートを前に暗い表情をしているので、声をかけたら大泣きした学生。その苦しみを乗り越えて、最後は第一志望に合格し、私への報告の電話の先で「先生合格しました。私、絶対、地域住民のために頑張ります」と大泣きしながら叫んでいました。

2次元の世界が大好きで、アニメ見まくり、ゲームしまくりの人生から、高校卒業後リアルな世界に戻ってきた学生。ほとんどの学生が内定をもらっている中、自暴自棄になりそうになっていました。励まし続け、一緒に考え続け、最後の最後、滑り込みで公務員試験に合格した時の大人になった顔つき、感動でした。

彼らは今も社会人として悩みながら頑張っているようです。


就職活動をする中で、苦しいことがあるとは思いますが、その苦しみの先に成長があると考え、前向きに就職活動に取り組んでみませんか。「就職活動なんていやだぁぁぁ!!」その気持ちはわかります。でも、学生生活の中で一番成長するチャンスと考え行動してほしいと思います。

 

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